2006 |
07,08 |
«七夕妄想»

今日も一日寝込んでたので、機嫌が悪い。
大体、七夕の短冊。なにあれ?
子供の頃、川と言ったら近所を流れる石神井川(注1)しか知らなかったから、
たかだか川ごときにさえぎられて会えないなんて、何事?とずっと思ってた。
神様なら、会いたかったら川くらい、ひらひら飛び越えろよ。
それも出来ずに、年に一回しか会えないなんて力のない神様に願い事してかなうのか?
実は七夕の短冊は別の神事からきてるってことを後に知り、納得するのですが。。
しかもさぁ、かささぎの橋だよ。
鳥が一生懸命集まって橋作ってる上を、踏んで渡るんだよ。ひどくない?
川を越えられないという時点で、浮かぶ能力は無いと勝手に判断。
大人の体重がかかれば、鳥のか弱い翼が支えきれないこともあるだろうよ。
「織姫〜」ズボッ!
「牽牛様〜」どてっ!
しかも、かささぎという鳥のことは良く知らないけど
鳥が集団になれば、さぞうるさかろう。
カラスが集団で寝ぐらに帰る時くらいには。。。
「織姫〜」ズボッ!
「牽牛様〜」どてっ!
ギャ〜! ギャ〜ギャ〜ギャ〜!
(訳:いて〜んだよ、このやろう! 押すな押すな押すな〜!)
すいません、私の頭の中では、七夕はすっかりコントと化しています。
むしろ美しいと思うのは、「七夕には瓜を割るな」という言い伝えの方。
遠い土地から嫁いできて、言い伝えを知らない若い嫁が
日が落ちかけたころ、井戸から良く冷えた硬くて黒い瓜を引き上げサクっと包丁を入れる。
冷たく澄んだ水が瓜から溢れ出し、いつまでも溢れ出し、ひたひたと静かに全てを押し流していく。
彼女は井戸端で、途方にくれて、立ちすくんでいる。
水は冷たくて甘くて、彼女以外の全てを沈める。
そんな水なら越えられない気がする。
注1)石神井川 うちの近所では幅6mくらい、2、30mおきに橋があり、越えられないというイメージは全く無かった。台風の時期に氾濫するとそれなりに迫力はあったけど。
日が落ちかけたころ、井戸から良く冷えた硬くて黒い瓜を引き上げサクっと包丁を入れる。
冷たく澄んだ水が瓜から溢れ出し、いつまでも溢れ出し、ひたひたと静かに全てを押し流していく。
彼女は井戸端で、途方にくれて、立ちすくんでいる。
水は冷たくて甘くて、彼女以外の全てを沈める。
そんな水なら越えられない気がする。
注1)石神井川 うちの近所では幅6mくらい、2、30mおきに橋があり、越えられないというイメージは全く無かった。台風の時期に氾濫するとそれなりに迫力はあったけど。
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