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明日は明日の風がふく

役者やってる小川友子のブログです
2025
07,19

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2006
03,04
img20060305.jpg『ナルニア国物語』見てきました。

実はちょっと不安だったのですよね。

子供の頃、本当に夢中になって読んだ本だから。

イメージと違ってたらどうしようって。



でも大丈夫でした。

大分内容忘れてたってのもあるし(^^;

戦時中の、疎開してた子供たちの話だなんて、すっかり忘れてた。



非常に丁寧に作ってあって

現実世界からナルニア国への移動が、納得できる。

長くなってしまっているけど(140分くらい)、正解だと思います。

ここをはしょってしまって、ただの冒険ファンタジーにしなかったのがすごく良い。



オープニングが上手いのですよ。

これから見る人もいるだろうから詳しくは書かないけど

現実世界で空襲を受けるシーンから始まって、

そのシーンだけで



兄弟の父親がおそらく戦争に行って不在なこと

父親代わりになろうと長男が一生懸命なこと

でも父親にはなりえない長男に、父親が恋しいゆえに次男が反発していること



などが、はっきり見えてくる。

だからその後の、長男の頑張りすぎ、次男の裏切り、が納得できるし、愛しく見えてくる。



そして明らかに父親の象徴としてのアスラン。



前にこのシリーズを最後まで読んだ時に

あ、これプラトンじゃん。って思ったのを覚えてます。

(ナルニアより先にプラトン読んでるガキってどうよ(^^;)

今回映画を見てもそう思った。



冒険部分だけ見てると

そんなに安易に、訳も分からず戦ってよいのかよ、とか、色々突っ込みたくなるところもあるんだけど

現実の子供たちの心の投影だと思うと、

戦うことも、勝利を得ることも、アスランに守られ認められることも、

必要で必然なことなんだと思える。



と、ここまで書いてきて、疑問。

母親は?

この映画(もしかしたら原作も)ファンタジーにしては珍しく父性のみが前面に出てて、母性はどこ?



魔女も(すげーカッコイイ!)グレートマザーではないようだし。

もしかしたら、この物語の母性は一番下のルーシーが背負っているのかな。

だとしたら、どうしてそんなおちびちゃんが母性を担うのかにも興味はあるけど

考えがまとまってないし、長くなるので、今日はこの辺で。



キリスト教との関わりもパンフには書いてあったけど、私としてはもっと古い神話的要素の方が強いような気もしてるんだが。。

ううん、本を買ってしまいそうだ。
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小川 友子
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