«デマゴーグ または嘘のつき方について»

買い物してたら、コートが下からつんつん引っ張られた。

見下ろしたら、幼稚園くらいの女の子が。



「おねーさん」



は？　えーと、私はキミのおねーさんではないんだが。。。

母親らしき人が慌てて彼女を引っ張っていく。

女の子は振り向いて私をしっかり指差して



「おねーさん」



えっと。。（＾＾；

呼びかけてる訳じゃなさそう。

まさか、おにーさんじゃないって確認とったわけ、、じゃないよね？



時々、見知らぬ子供にからまれるんだよな。どーして？（涙）

こないだ、いきなり飴くれた子もいたし

（なんかこっち見てるな〜って思ったら、いきなり近づいてきて、レモンの飴くれた（＾＾；）

子供からみて、私はどういう存在に見えてるんだろう？

ちょっと不安。

。。。。まさか、同類？



まあでも、思ったこと。

おばさんて言われなくて、よかった（笑）





という訳で（？）今日は何故かデマの飛ばし方、または嘘のつき方についての考察です。



長いので、時間のある方、興味のある方、心当たりのある方（爆）のみ、お読みください。

嘘を人に信じさせる方法の一つは、９９％の真実に１％の嘘を混ぜること。

ま、これについては、今回は、とても有効な方法ってことだけ。



も、一つ。

１００％嘘のみをつく。それも、誰も信じねーよっていうレベルの、大げさなもの。

これ、意外と有効。



例えば。



『白髪三千丈』って言葉。これについての会話。



よーするに、白髪が長くなっちゃったよってことだろ。三千丈ってどの位？

１０Ｋｍくらいらしいよ。

ありえねー。

だよな。

大げさにも程があるよな。人間の髪なんて、伸びたって、背丈位だろ。

あ、俺、背丈より長く引きずってんの見たことある。ＴＶのびっくり人間で。

え、マジ？　どん位？

うーん、50センチ位？

ま、そんなもんだろ。１０キロはねーべ。

外歩けねーよな。てか、部屋の中にも入りきらないんじゃね？

あー入りきらねーな。俺んトコは絶対無理。

やっぱさー、引きずる位だったんじゃねー？

でもさ、でもさ、白髪ってことはジジイだろ？　ジジイだったら、髪とかも弱ってっから、もちっと短いんでね？

そっか。ぷちぷち切れそうだよな。

やっぱ腰くらい？

んー、三千丈とか大きく出てるから、膝まで位はなきゃなぁ。

案外肩までしかなかったりしてな。

あー、ありうるありうる。つい見栄はって、三千丈とか言っちゃったとか（笑）。

はりすぎだってぇの（笑）





て訳で、白髪の長さは常識的なところに落ち着きました（笑）。

１０キロの白髪なんて、誰も信じねーよ。



んが、ちょっと待て。



長めの白髪のジジイがいる（た）ってことがいつの間にか前提になってないかい？

ババアかもしれないし、西洋系の銀髪かもしれないし、苦労した若白髪かもしれないよ。

ま、原典は中国人のおっさんの詩だけど、「苦労して白髪が増えちまったよ」っていう嘆きだから、ホントに白髪だったかどうかは分からないよ。



つっこみ処満載な話をつっ込んでいるうちに、いつの間にか大前提は成立しちゃったりしてる。



人間は理解できなかったり、納得できなかったりする事柄に対面すると、不安になる。

だから、納得できるストーリーを自分で作ってしまいがち。

地震や雷は、神の怒りだ。とか。

子供が殺人事件を起こしたりするのは、親が悪かったからだ。とか。

私じゃなくてあの人が主役をやるのは、演出家と寝たからだわ。とか（笑）



コワイですね〜。

未確認情報にはお気をつけくださいませ。という話でした。



ちなみに私、嘘つきは嫌いじゃないです。

自分も結構嘘つきだったりします。

でも、嘘をついた結果に対しての想像力のない奴は、ダイキライです。





ミニ知識『白髪三千丈』

●白髪三千丈は、頭上の白髪がふえた、一本一本継ぎ足すと延べ三千丈になるだろうとの作者の嘆声



だそうです。１０キロも伸びたよとは言ってない。

しかも、人間の髪って１５センチくらいの長さだとして、継ぎ足すと１０キロくらいになるそうですよ。

じつは全然誇張してない数字でした。

騙された（＾＾；



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